2021年8月に、中国現地調達を更なる強化のため、中国深圳市内に拠点を設立しました。なお、YTKにおいて海外では3社目の拠点設立となります。深圳拠点設立の背景には、香港の隣に位置し、貿易の要となっている広東省の深セン。1980年に中国初の経済特区に指定されてから、「中国のシリコンバレー」と呼ばれるほど急速な発展を遂げており、深センを含む広東省一帯には中国の大手情報機器メーカーや、日本の大手自動車メーカーが店舗や工場を設置しています。また、最先端の技術を開発して飛躍するITベンチャー企業が相次いで誕生しているなど、若い起業家たちも多く集まる場所でもあります。
新拠点の設立以降は、寧波YTKは中国華東地区から華北地区、深圳YTKは華南地区をカバーし、販売活動に取り組んでいくことになります。そんな中国市場で今のトレンドになっているのは、高騰する人件費を抑え、作業効率を高めるための「工場の自動化」。国内外問わず大手メーカーが工場を構える深センでは、中国の他の地方に先駆けて自動化に取り組んでおり、他の地域よりも早いスピードで開発が行われています。深圳YTKは、深センの『なんでも相談できるパートナー』のような企業を目指します。